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水素ボイラ「HB-750AP」の発売について
株式会社サムソン(本社 香川県観音寺市 代表取締役:吉岡 龍示)は、2023年3月10日(金)に水素を燃料とする簡易貫流ボイラ「HB-750AP」を発売いたします。
本製品は、燃焼時の主成分が水のみでCO₂が排出されず、また、当社独自の超低NOxバーナーを搭載し、NOx(実測値)35ppm(O2=0%換算)以下を達成しています。
本製品にとどまらず、当社としては水素燃料に対応した次世代型ボイラの開発に注力し、環境負荷の低減並びにカーボンニュートラルの実現に向けて貢献してまいります。
製品特長① CO₂の排出量ゼロ
水素は燃焼時の生成物が水のみで、CO₂は排出されません。
製品特長② 超低NOx(実測値)35ppm(O2=0%換算)を達成
水素専燃超低NOxバーナーで、NOx計量実測値で35ppm(O2=0%換算)を達成し、
東京都が定めている低NOx小規模燃焼機器の認定において、超低NOxの基準に適合する「グレードHH」を取得いたしました。
製品特長③ 最高効率98%を達成
高性能潜熱回収エコノマイザを搭載し、業界最高トップクラスのボイラ効率98%を達成いたしました。
製品特長④ 付属のタブレットでボイラの状況をリアルタイムで遠隔監視
タブレットの無線通信機器により、離れた場所からでも、ボイラの運転状況を確認できます。
製品特長⑤ 安心・安全設計
水素用の多重安全設計として、発停時の水素ガス配管内の窒素パージと逆火防止器を標準装備しています。
製品特長⑥ 簡易ボイラの為、年1回の法定検査が不要
仕様書
型式 | HB-750AP |
ボイラ種別 | 簡易ボイラ |
換算蒸発量 | 750kg/h |
最高使用圧力 | 0.98MPa |
ボイラ効率 | 98% |
燃焼制御 | 三位置制御 |
ターンダウン | 1:2 |
NOx値 | 35ppm以下(O2=0%換算) |
※性能表示は、公益財団法人日本小型貫流ボイラー協会の「ボイラー性能表示基準値」及び「小型貫流ボイラー性能表示ガイドライン」によります。
ボイラ効率の計算方法は、JISB8222-1993による。
蒸気圧力:0.49MPa 給水温度:15℃ 給気温度:35℃
燃料低位発熱量 水素:10.77MJ/㎥(N)
ボイラ効率の誤差:±1% 燃料量(入力)の誤差:±3.5%
※2:ユーティリティと設置条件
水素:30kPa 窒素:0.3~0.7MPa パイロット燃料:13A/LPG 30~300kPa
給水温度は55℃以上での使用といたします。